チッペちゃんってどんな猫?
本当の名前はクサンチッペっていうのよ




クサンチッペは4匹目の猫としてやってきました。
とてもハンサムでスマートなサラディンのお嫁さんだったのです。
もっとも来たときはまだとても小さい子猫でしたが。
運動神経抜群で、用心深さも抜群でした。
サラディンの後を追って、ちょっと高い隣の屋根にも、
ベランダからゆうゆうと飛び移っていました。
サラディンが1年で、チッペが5ヶ月のころです。
室内飼いをしているので、ベランダからお隣の屋根が
外で遊ぶ唯一の方法でした。
ベランダは12畳くらいあって、走り回るのにとてもよかったのです。
朝、ガラス戸を開けると4匹そろって出て行きます。
ベランダを走り回り、
それからお隣の屋根に飛び移ったりしながら
しばらく遊んでいます。
室内に呼び入れるときは、チーズを持ってきます。
ちゃんと入ってくれました。
でも、サラディンが大きくなって、いろいろ解るようになると、
屋根から、屋根を伝って下の庭に下りてしまうようになったので、
このお遊びにも終わりがきてしまいました。

チッペはとにかくサラディンが好きでした。
写真を見ると、いつもツーショットです。

サラディンは外に出る心地よさを覚えて、
ちょっとした隙間から出て行きました。
鍵のかかっていないサッシ戸も開けてしまいました。
網戸は爪を引っ掛けて開けられました。
ですから油断すると外を歩いているサラディンが見えるのです。
見つけると急いで呼び戻したものです。
で、ある日、見つけるのが遅れて・・・・
事故にあって、星になってしまったのです。
残った3匹はまるで寄る辺ない感じで
しょぼんとしてしまいました。
私たちは半分以上の猫がいなくなったように感じました。

チッペはしばらくの間は、
サラディンが外から帰ってくるだろうと、
よく窓から庭をのぞいていました。
気が付くと、サラディンが良く歩いていた芝生を見ていたものです。

今はすっかり忘れているでしょう。

あまりみんなが寂しかったので、
チッペのためにお婿さんをつれてきてしまいました。
ルーこと、ルードヴィッヒです。
なんだかちっともアビシニアンらしくない子猫でした。
いまでもアビシニアンというよりは、た○きみたいです。
顔は結構ハンサムなんですけれどね。
スタイルがね。

クサンチッペは2度お産をしました。
抜群のお母さんで、子育てが上手でした。
やはり用心深く、何か感じ取ると
すぐ子供たちをどこかに隠してしまうのです。
生まれるまでは心細いのか
いつも私のスカートの中に入ってきていたのに、
生まれるやいなや、私が一番の敵だと思うようです。
そのくせ離乳をはじめようと決めた時には、
(これは私がではなくて、チッペがです。)
容赦なく夜中に起こして
離乳食を作らせるのです。
そうなったらもうどんなに子猫たちを触ろうと、
どうぞご勝手にと、
涼しい顔をして身づくろいなどをしています。

チッペはアレルギー性の皮膚炎で、
背中やお腹がはげてはげて、かわいそうなくらいでした。
避妊手術をしてから、すっかり良くなって、
つやつやの毛並みになりました。
その背中をなでるたびに私はうれしいのです。
よかったね、チッペ、つやつやだよって、いつも言うのです。





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